自衛隊OBが運営するNPO

自衛隊OBが運営しているNPO法人がある。

日本地雷処理を支援する会(JMAS)[http
//www.jmas-ngo.jp/:title=⇒]:カンボジアラオスで不発弾処理や地雷の処理を実施している。また、アフガニスタン軍閥武装解除して社会復帰させる国際監視団にも参加している。
日本地雷処理・復興支援センター(JDRAC)[http
//www.jdrac.org/:title=⇒]:東ティモールでインフラの復旧や不発弾処理を実施している。

双方とも、外務省からNGO無償資金を受け取ってはいるが、直接費しか対象にならないため、活動を調整するための渡航費や滞在費、事務所の維持費などは会員のカンパで賄われているそうだ。現実には日本政府の意向に沿って活動しているにもかかわらずである。
このような活動をしている人たちが、日本の目に見える国際貢献を支えていると思うと、本当に頭が下がる思いがする。と同時に、自衛隊がこのような活動をできないことや、NPOへの十分な支援を国として行っていないことに、憤りを感じざるを得ない。
東ティモールが情勢不安になっているが、現地で活動している方に危害が及ばないことと、今まで積み上げてきた支援の成果が水泡に帰すような状況にならないことを、心から願っている。


参考:フォーサイト2006年6月号 87ページ